留学体験談|デンマーク
瞳さん(社会人・24歳)
デンマーク・フォルケホイスコーレ留学(約6か月間)
フォルケホイスコーレ留学編
Q. 学校の雰囲気はどうでしたか?
A. とても活発で、生徒が自主的にイベントを企画し、週ごとに何かしらの催しがありました。エネルギッシュで刺激的な環境でした。
Q. 授業外のイベントにはどんなものがありましたか?
A. 週に一度のパーティをはじめ、映画鑑賞、鬼ごっこ、ドレスコードデー、小旅行、サステイナブルトリップなど、多彩なイベントがありました。卒業生が来てアクティビティを行うこともあり、常に新しい刺激があります。
Q. 生徒の年齢層は?
A. 10代後半から20代前半が中心ですが、20代後半や30代の方も在籍していました。
Q. 国籍の割合について教えてください。
A. デンマーク人が80%、日本人が10%、その他(オーストラリア、インド、アイスランド、ドイツ、アメリカ、オランダなど)が10%ほどです。
Q. カリキュラムはどんな仕組みですか?
A. 1タームごとに3回スケジュール選択ができ、週に12科目以上を履修します。必修科目はなく、スポーツや武道、アウトドア系、アート系など幅広いジャンルから選べます。
Q. 実際に選んだ科目を教えてください。
A. フィットネス、ヨガ、韓国文化、ピラティス、コスプレ、マッサージ、理学療法、デンマーク文化、ナイフ作り、ペインティング、バドミントン、アニメ分析、デジタルドローイング、写真などを選択しました。
Q. 授業の使用言語は?
A. デンマーク語と英語の両方が使われています。
Q. 日本で準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことはありますか?
A. 日本から持ってきて良かったと感じるものはたくさんあります。たとえば、日本食や学習教材、常備薬、ビタミン系のサプリメント、防寒具(特にヒートテック)、水筒、物干しハンガー、圧縮袋、フード付きの防水上着などは、現地でなかなか手に入らなかったり、あっても高価だったりするので持参して大正解でした。特にデンマークでは傘を差す文化があまりないため、フード付きの防水上着は重宝しています。逆に、持ってくればよかったと感じたのはファブリーズのような消臭系アイテムです。焚火をやる機会があって焚火のにおいがついたり、寮生活でも衣類や部屋のにおいが気になることもあるので、あると快適だったと思います。
Q. あなたの留学している学校はどんな事を学びたい人、体験したい人にオススメできますか?
A. 私の学校は、とにかく新しいことに挑戦したい人、自然やアウトドアが好きな人、体を動かすのが好きな人に特におすすめです。アニメやゲーム、Eスポーツに興味がある人にとっても楽しい環境が整っています。運動系や武道、アウトドア活動が中心ですが、カメラやアートなどクリエイティブなクラスもあり、日本ではなかなか体験できないことを幅広く学ぶことができます。また、アジア文化に関心のある生徒が多く、日本や韓国の授業もあるので、文化交流の場としても非常に魅力的です。日本が好きなデンマーク人たちと深く交流できるのも、この学校ならではの良さだと思います。
Q. 実際にフォルケホイスコーレに入学してみて、学校や宿泊施設はいかがでしたか?
A. この学校はスポーツに特化しているだけあって、運動設備が本当に充実しています。広いジムがあり、好きな時間に自由に利用できますし、地域の人も利用しているプールやサウナも完備されています。宿泊施設では、互いを尊重し合いながら快適に生活しており、生徒同士で寮のルールを作るなど自主性も重視されています。問題が起きた際にはSchool Meetingで共有し解決を図るなど、生徒主体の運営がされています。また、学校は自然に囲まれた静かな場所にあるので、週末も皆で学校で過ごすことが多く、充実した共同生活が送れています。さらに、学校の食事は非常に質が高く、訪問者からも「豪華」と評されることが多いです。学校の近くに大きい農場があるので、そこで採れた新鮮な野菜を毎日いただいています。
Q. 留学中に変化していった(変化していっている)価値観や考え方があれば教えてください
A. デンマーク語が全く話せない状態で留学したので、最初はデンマーク語で話す人たちに囲まれて戸惑いもありましたが、逆にそれが英語学習の強いモチベーションになりました。今でもデンマーク語はほとんど話せませんが、「とにかく会話に入ってみよう!」という姿勢が身につき、英語で積極的にコミュニケーションを取るようになりました。また、この学校では「みんなで何かを楽しむ」という文化が根づいており、何かを提案する際はFacebookの掲示板やSchool Meetingで共有するのが当たり前です。そのため、以前よりもオープンマインドになり、社交性も磨かれました。今では「みんなと一緒に何かをする」ことがとても好きになりました。
Q. アイリスのサポートについて感想をお聞かせください。
A. 初めての長期留学だったということもあり、自分一人でビザの申請や学校とのやりとりをするのはとても不安だったのですが、必要な手続きや書類の準備について一つひとつ丁寧に教えてくださり、不明点があればすぐに確認できる安心感がありました。